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文献概要
今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 栄養不良症の成因と疾病治療における重要性
入院患者での蛋白栄養不良症の頻度とその成因
著者: 福島亮治1
所属機関: 1帝京大学医学部第2外科
ページ範囲:P.219 - P.221
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●蛋白栄養不良症は,食糧不足,食思不振などのために食物摂取が少なくなって起こることはもとより,疾病のためにエネルギーや蛋白の必要量が増大した場合,利用や代謝が異常となったり,体内から栄養素が喪失する場合にも起こる.
●入院患者の蛋白栄養不良症の頻度は予想以上に高く,欧米の報告では,一般入院患者の30〜50%程度に及ぶとされる.
●入院患者の栄養状態は多くが入院中に悪化することが報告されており,入院中の不適切な栄養管理(検査のためのたび重なる絶食など)もその一因と指摘されている.
●栄養不良患者では合併症や死亡率が明らかに高いことが知られており,入院患者に対する栄養評価と適切な栄養管理がきわめて重要である.
●蛋白栄養不良症は,食糧不足,食思不振などのために食物摂取が少なくなって起こることはもとより,疾病のためにエネルギーや蛋白の必要量が増大した場合,利用や代謝が異常となったり,体内から栄養素が喪失する場合にも起こる.
●入院患者の蛋白栄養不良症の頻度は予想以上に高く,欧米の報告では,一般入院患者の30〜50%程度に及ぶとされる.
●入院患者の栄養状態は多くが入院中に悪化することが報告されており,入院中の不適切な栄養管理(検査のためのたび重なる絶食など)もその一因と指摘されている.
●栄養不良患者では合併症や死亡率が明らかに高いことが知られており,入院患者に対する栄養評価と適切な栄養管理がきわめて重要である.
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