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今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 栄養療法時の基本的ルール
窒素(アミノ酸)投与量の算出法
著者: 岩佐正人1
所属機関: 1高知医科大学第2外科
ページ範囲:P.234 - P.236
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●窒素平衡(N-balance)は,日常臨床上最も簡便かつ有用な窒素代謝の指標である.窒素平衡が正の場合には,生体内の窒素代謝は同化優位,負の場合には異化優位と判断される.
●栄養療法を施行する場合には窒素平衡を目安として,これを正に維持するように処方を調整すべきであり,有効な栄養療法施行のための基本的な指標とされる.
●窒素平衡は窒素投与量と窒素排泄量との差で表わされ,蛋白質(アミノ酸)重量の約16%が窒素であり,窒素(g)=蛋白質(g)/6.25で求められる.一般的に侵襲が大きい場合には大量の窒素投与が必要となるが,有効に利用されるためにはこれに見合う熱量投与が必要で,窒素1gあたり15kcalの熱量投与の場合に最も有効に利用される(カロリー/N比=150).
●窒素平衡(N-balance)は,日常臨床上最も簡便かつ有用な窒素代謝の指標である.窒素平衡が正の場合には,生体内の窒素代謝は同化優位,負の場合には異化優位と判断される.
●栄養療法を施行する場合には窒素平衡を目安として,これを正に維持するように処方を調整すべきであり,有効な栄養療法施行のための基本的な指標とされる.
●窒素平衡は窒素投与量と窒素排泄量との差で表わされ,蛋白質(アミノ酸)重量の約16%が窒素であり,窒素(g)=蛋白質(g)/6.25で求められる.一般的に侵襲が大きい場合には大量の窒素投与が必要となるが,有効に利用されるためにはこれに見合う熱量投与が必要で,窒素1gあたり15kcalの熱量投与の場合に最も有効に利用される(カロリー/N比=150).
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