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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻2号

1998年02月発行

今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー

栄養療法時の基本的ルール

ビタミン投与量—経静脈栄養法とビタミンB群欠乏

著者: 岡田正1 垣田晴樹1

所属機関: 1大阪大学医学部小児外科

ページ範囲:P.240 - P.242

文献概要

ポイント
●高カロリー輸液施行時はビタミンの投与に注意をはらうこと.ビタミンB1の投与を怠ると,ビタミンB1欠乏性アシドーシスをきたす.
●ビタミンB1の需要量は,輸液の糖質および患者の状態によってばらつきがある.
●高カロリー輸液施行時のビタミンB1欠乏時期は,患者背景,ビタミンB1の摂取状況によりばらつきがみられるが,その多くは施行後2〜3週間で発生している.
●ビタミンB1欠乏によるアシドーシスが疑われた場合には,直ちにビタミンB1の100〜400mgの急速静脈内投与を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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