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今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 栄養療法時の基本的ルール
微量元素投与量—亜鉛,銅からセレニウム,モリブデンへ
著者: 根津理一郎1
所属機関: 1大阪大学医学部第1外科
ページ範囲:P.244 - P.246
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●経静脈栄養法(TPN),経腸栄養法の普及に伴い,純化学的に合成された製剤が長期使用される機会も増加し,各種微量元素欠乏症が報告されている.
●必須微量元素は,ヒトではCu,Zn,Mn,I,Co,Cr,Se,Moがあげられ,生体内機能のなかで栄養学的に最も重要なものは,金属酵素あるいは金属要求酵素としての触媒作用である.
●長期にわたるTPN,経腸栄養時においては,病態に応じた所要量の推定,各種指標の定期的なモニタリングによる過不足のない投与が必要である.
●経静脈栄養法(TPN),経腸栄養法の普及に伴い,純化学的に合成された製剤が長期使用される機会も増加し,各種微量元素欠乏症が報告されている.
●必須微量元素は,ヒトではCu,Zn,Mn,I,Co,Cr,Se,Moがあげられ,生体内機能のなかで栄養学的に最も重要なものは,金属酵素あるいは金属要求酵素としての触媒作用である.
●長期にわたるTPN,経腸栄養時においては,病態に応じた所要量の推定,各種指標の定期的なモニタリングによる過不足のない投与が必要である.
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