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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻2号

1998年02月発行

文献概要

今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 投与方法の選択と投与の実際

投与経路の選択—経腸栄養VS経静脈栄養(末梢および中心静脈)

著者: 貝瀬満1

所属機関: 1東芝病院消化器内科

ページ範囲:P.248 - P.251

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ポイント
●正確な病態把握と栄養状態の評価が,適切な栄養療法選択の前提である.
●高カロリー輸液(IVH)は日常的な治療法として定着しているが,非生理的な栄養療法であり,危険な合併症が起こりうるので,その適応をよく理解し,無制限な施行は慎む.
●絶対的腸管安静を要する病態が長期間つづく場合がIVHの良い適応である.
●腸管機能が保たれ,絶対的腸管安静を必要としない場合は,より生理的で,低コスト,合併症の少ない経管栄養を選択する.
●Crohn病ではprimary therapyとして,消化態栄養剤を用いた経管栄養やIVHが行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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