文献詳細
文献概要
今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 疾患特異的な栄養療法
慢性呼吸不全患者
著者: 有岡宏子1 工藤宏一郎1
所属機関: 1国立国際医療センター呼吸器科
ページ範囲:P.278 - P.280
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●慢性呼吸不全状態を引き起こす疾患のなかでも特に肺気腫で,体重減少や栄養状態の悪化を認めやすい.
●慢性呼吸不全患者の栄養障害は,摂取不足と代謝亢進の両方が関与している.
●栄養障害により,呼吸筋の筋力低下,呼吸効率の低下のみならず,局所の免疫機能やサーファクタント,結合組織成分の合成能にも影響が及ぶ.
●栄養計画は,患者のその時々の栄養状態や代謝の状態に応じて,適宜調節しながら管理する必要がある.
●慢性呼吸不全状態を引き起こす疾患のなかでも特に肺気腫で,体重減少や栄養状態の悪化を認めやすい.
●慢性呼吸不全患者の栄養障害は,摂取不足と代謝亢進の両方が関与している.
●栄養障害により,呼吸筋の筋力低下,呼吸効率の低下のみならず,局所の免疫機能やサーファクタント,結合組織成分の合成能にも影響が及ぶ.
●栄養計画は,患者のその時々の栄養状態や代謝の状態に応じて,適宜調節しながら管理する必要がある.
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