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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻2号

1998年02月発行

文献概要

今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 疾患特異的な栄養療法

Crohn病に対する経腸栄養

著者: 高添正和1

所属機関: 1社会保険中央総合病院内科

ページ範囲:P.282 - P.286

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ポイント
●Crohn病患者の多くが必要エネルギー量の多い若年者であり,一般生活を損なうこと著しい.
●Crohn病に対する栄養療法の意味は,①栄養補給,②腸管病変自体への治療効果向上にある.現時点では栄養療法がCrohn病治療に占める意味合いはきわめて高い.
●栄養治療選択の基本は,①腸管安静と②腸管自体へのエネルギー供給にある.この基本に則り,中心静脈栄養や経腸栄養を選択し,さらに栄養組成を考慮して栄養剤を選択する.
●実地臨床において栄養療法の効果は高く,たかが栄養療法と軽視することなく,各患者個別の病態に合った栄養療法を計画実行しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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