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文献概要
今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 疾患特異的な栄養療法
短腸症候群患者
著者: 福島清乃1
所属機関: 1国立国際医療センター消化器科
ページ範囲:P.287 - P.289
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●短腸症候群とは,小腸が様々な原因により広範に切除されるために,栄養素の吸収面積が減じ消化吸収障害をきたす病態である.
●水・電解質,栄養素の消化吸収には,空腸よりも回腸が重要で,特に胆汁酸とビタミンB12を吸収する終末回腸の切除は,様々な問題を起こす.
●短腸症候群患者の栄養療法は,低脂肪食が基本で,腸管粘膜の萎縮を防ぐため,できるだけ経腸的投与が望ましく,成分栄養剤が効果的に用いられる.
●短腸症候群とは,小腸が様々な原因により広範に切除されるために,栄養素の吸収面積が減じ消化吸収障害をきたす病態である.
●水・電解質,栄養素の消化吸収には,空腸よりも回腸が重要で,特に胆汁酸とビタミンB12を吸収する終末回腸の切除は,様々な問題を起こす.
●短腸症候群患者の栄養療法は,低脂肪食が基本で,腸管粘膜の萎縮を防ぐため,できるだけ経腸的投与が望ましく,成分栄養剤が効果的に用いられる.
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