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今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 疾患特異的な栄養療法
急性膵炎患者
著者: 上野秀樹1 白鳥敬子1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科
ページ範囲:P.291 - P.293
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●重症急性膵炎において,発症早期には著明な脱水の是正を目的とした水・電解質輸液が大切である.
●循環不全離脱後は,エネルギー消費量増加および異化亢進を考慮し,十分なカロリーとアミノ酸を投与する.
●臨床症状および検査データの改善を認めたら,低脂肪食より慎重に経口摂取を開始する.
●経腸栄養は経静脈栄養から経口摂取への移行期に,胃腸管機能維持やbacterial translocation予防を目的として施行されることがある.
●重症急性膵炎において,発症早期には著明な脱水の是正を目的とした水・電解質輸液が大切である.
●循環不全離脱後は,エネルギー消費量増加および異化亢進を考慮し,十分なカロリーとアミノ酸を投与する.
●臨床症状および検査データの改善を認めたら,低脂肪食より慎重に経口摂取を開始する.
●経腸栄養は経静脈栄養から経口摂取への移行期に,胃腸管機能維持やbacterial translocation予防を目的として施行されることがある.
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