icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻2号

1998年02月発行

文献概要

今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 疾患特異的な栄養療法

癌患者

著者: 星野恵津夫1 茂木秀人1 鈴木大介1

所属機関: 1帝京大学医学部内科

ページ範囲:P.302 - P.304

文献購入ページに移動
ポイント
●悪液質を呈した癌患者に強制栄養法を行っても,通常栄養状態や予後は改善しない.
●意識・意欲の障害や上部消化管の問題による低栄養状態には,栄養補助が有用である.
●食物摂取量増加のためには,症状の緩和とともにステロイド,向精神薬,漢方薬,食前酒などの投与や,環境調整が重要である.
●癌治療時に強制栄養法が有用であるのは,治療前に著明な低栄養状態の患者,あるいは治療後の経口摂取ができない時期に限られる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?