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今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー 栄養療法による疾病治療
アルギニン—病態への関与と治療的利用の試み
著者: 大和滋1
所属機関: 1国立国際医療センター消化器科
ページ範囲:P.317 - P.319
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●一酸化窒素(NO)は,生体の多くの部位においてその情報伝達物質として機能している.
●NOは,NO合成酵素によりアルギニンから産生される(L-アルギニン-NO系).
●L-アルギニン-NO系は,血管内皮細胞,中枢および末梢神経,免疫細胞などに存在し,産生されたNOは,血管拡張および血小板凝集抑制作用,神経伝達物質としての機能,微生物に対する抗菌作用などを有する.
●L-アルギニン-NO系の異常は,高血圧,腎障害,敗血症性ショック,消化管粘膜障害など種々の病態に関与している.
●これらの病態に対して,NOやL-アルギニン,あるいはNO合成阻害剤などの投与が試みられている.
●一酸化窒素(NO)は,生体の多くの部位においてその情報伝達物質として機能している.
●NOは,NO合成酵素によりアルギニンから産生される(L-アルギニン-NO系).
●L-アルギニン-NO系は,血管内皮細胞,中枢および末梢神経,免疫細胞などに存在し,産生されたNOは,血管拡張および血小板凝集抑制作用,神経伝達物質としての機能,微生物に対する抗菌作用などを有する.
●L-アルギニン-NO系の異常は,高血圧,腎障害,敗血症性ショック,消化管粘膜障害など種々の病態に関与している.
●これらの病態に対して,NOやL-アルギニン,あるいはNO合成阻害剤などの投与が試みられている.
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