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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻3号

1998年03月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント 癌のスクリーニング

結腸・直腸癌のスクリーニング

著者: 小山捷平1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科

ページ範囲:P.425 - P.427

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ポイント
●結腸・直腸癌の診断のための第一歩は,結腸・直腸癌の病態生理を知った適切な問診である.
●免疫便潜血検査は,Dukes B(T3,NO)までの進行結腸・直腸癌をスクリーニングするためとすれば有用である.
●注腸X線検査は依然として欠かせない検査である.結腸・直腸癌をよく診断するためには,第一に前処置と撮影技術,第二にはX線写真の読影力である.
●内視鏡検査は,盲腸まで挿入する技術と腺腫から早期〜進行癌病変の画像認識がインプットされた頭脳で,大腸の全表面を高い集中力で見ることのできる“目”が必要である.
●血清CEA値の測定は,結腸・直腸癌のスクリーニングというより,病期の進行度を推定するのに有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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