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文献概要
今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント 抗癌剤による副作用のマネジメント
下痢
著者: 内藤雄二1
所属機関: 1関西医科大学附属香里病院内科
ページ範囲:P.465 - P.467
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●抗癌剤による下痢は多くの場合dose-limiting factorであり,抗癌化学療法の継続を困難にさせるほか,患者のQOLを損なう.
●抗癌剤起因性大腸炎は,非特異的なものから急性出血性大腸炎や偽膜性大腸炎など様々な病像を示す.
●止痢薬や鎮痛薬の不適切な投与により,病状が増悪することがある.大腸内視鏡検査は,器質的診断へのアプローチとして最優先されるべきである.
●難治性麻痺性イレウスや中毒性巨大結腸症を合併した場合には,外科的治療の適応を考慮する.
●抗癌剤による下痢は多くの場合dose-limiting factorであり,抗癌化学療法の継続を困難にさせるほか,患者のQOLを損なう.
●抗癌剤起因性大腸炎は,非特異的なものから急性出血性大腸炎や偽膜性大腸炎など様々な病像を示す.
●止痢薬や鎮痛薬の不適切な投与により,病状が増悪することがある.大腸内視鏡検査は,器質的診断へのアプローチとして最優先されるべきである.
●難治性麻痺性イレウスや中毒性巨大結腸症を合併した場合には,外科的治療の適応を考慮する.
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