文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント 癌患者にみられる合併症のマネジメント
高カルシウム血症
著者: 岡崎具樹1
所属機関: 1東京大学医学部第4内科
ページ範囲:P.486 - P.488
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●悪性腫瘍に伴う腫瘍随伴症候群の中で,高Ca血症は最も多いものの一つであり,骨転移が全くみられないものが多い.その際,血漿PTHrP値の測定が決め手になる場合が多い.
●アルブミン値で補正した修正Ca値が11.0mg/dlを超えればその存在を疑い,その是正に努めることは,末期癌患者のquality of lifeを維持するのに大切である.
●治療は必発する脱水を,溢水による心不全に十分注意しながら輸液で行い,修正Ca値が12.0mg/dlを超えれば,速やかにビスフォスフォネート製剤投与に踏み切る.
●悪性腫瘍に伴う腫瘍随伴症候群の中で,高Ca血症は最も多いものの一つであり,骨転移が全くみられないものが多い.その際,血漿PTHrP値の測定が決め手になる場合が多い.
●アルブミン値で補正した修正Ca値が11.0mg/dlを超えればその存在を疑い,その是正に努めることは,末期癌患者のquality of lifeを維持するのに大切である.
●治療は必発する脱水を,溢水による心不全に十分注意しながら輸液で行い,修正Ca値が12.0mg/dlを超えれば,速やかにビスフォスフォネート製剤投与に踏み切る.
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