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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻3号

1998年03月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント 癌患者にみられる合併症のマネジメント

高カルシウム血症

著者: 岡崎具樹1

所属機関: 1東京大学医学部第4内科

ページ範囲:P.486 - P.488

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ポイント
●悪性腫瘍に伴う腫瘍随伴症候群の中で,高Ca血症は最も多いものの一つであり,骨転移が全くみられないものが多い.その際,血漿PTHrP値の測定が決め手になる場合が多い.
●アルブミン値で補正した修正Ca値が11.0mg/dlを超えればその存在を疑い,その是正に努めることは,末期癌患者のquality of lifeを維持するのに大切である.
●治療は必発する脱水を,溢水による心不全に十分注意しながら輸液で行い,修正Ca値が12.0mg/dlを超えれば,速やかにビスフォスフォネート製剤投与に踏み切る.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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