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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻3号

1998年03月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント 癌患者にみられる合併症のマネジメント

脊髄圧迫症候群

著者: 樋口逸郎1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第3内科

ページ範囲:P.490 - P.492

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ポイント
●脊椎や硬膜外転移腫瘍による脊髄圧迫は癌患者にしばしばみられる病態であり,圧迫症状が急速に進行する場合には神経学的緊急症である.
●早期診断,早期治療が不可欠であり,治療開始が遅れれば麻痺症状の回復は困難となる.
●MRIにより診断が可能であり,特に造影剤であるgadoliniumを使用することで大多数の腫瘍は明瞭に検出される.
●脊髄圧迫症状が急速に進行している場合には,副腎皮質ステロイド薬や放射線治療による除圧をはかる.さらに,全身状態や原疾患の状況に応じて椎弓切除などによる脊髄の減圧術を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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