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今月の主題 内科医に必要な癌のマネジメント 癌患者の終末医療
ホスピス・緩和ケア病棟と一般病院のパリアティブケアの比較—問題点とその考察
著者: 木澤義之1 志真𣳾夫2
所属機関: 1筑波メディカルセンター病院内科 2国立がんセンター東病院緩和ケア病棟
ページ範囲:P.512 - P.515
文献購入ページに移動●ホスピス・緩和ケア病棟と一般病院の相違点としては,治療目標,人的・時間的余裕,チームアプローチ,症状コントロールの質などがあげられる.
●一般病院で質の良い緩和ケアを提供するためには,患者や家族に十分な説明を行ったうえで,症状コントロールを行うとともに精神心理的症状にも対応することが必要である.
●チームの中心は看護チームであることを認識し,カンファレンスなどを通じチーム内での意思疎通を密にする.
●質の良い緩和ケアを提供するためには人的,時間的余裕が必要であることを認識し,人員の増員などについても考慮する.
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