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文献概要
演習 腹部CTの読みかた・8
黄疸を呈した67歳の男性
著者: 斎藤拓郎1 岩田美郎1
所属機関: 1東海大学医学部放射線科
ページ範囲:P.553 - P.561
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67歳,男性.主訴:黄疸
3ヵ月前より上腹部痛,全身倦怠感を自覚していた.1週間前より身体の黄染に気付き近医を受診.腹部超音波検査で膵頭部に異状を指摘され,当院紹介となった.当院受診時,皮膚の黄染は著明で眼球結膜にも黄疸を認めた.臍上部正中に固い腫瘤を触知したが,特に圧痛はなかった.
臨床検査データでは,GOT 198U/l,GPT 429U/l,総ビリルビン 21.0mg/dl,直接ビリルビン 14.8mg/dl,ALP 851U/l,アミラーゼ 146U/l,CRP 0.26mg/dl,WBC 7600/ulと異常が認められた.腫瘍マーカーは,CA19-9が1,103U/mlと高値を示していた.
67歳,男性.主訴:黄疸
3ヵ月前より上腹部痛,全身倦怠感を自覚していた.1週間前より身体の黄染に気付き近医を受診.腹部超音波検査で膵頭部に異状を指摘され,当院紹介となった.当院受診時,皮膚の黄染は著明で眼球結膜にも黄疸を認めた.臍上部正中に固い腫瘤を触知したが,特に圧痛はなかった.
臨床検査データでは,GOT 198U/l,GPT 429U/l,総ビリルビン 21.0mg/dl,直接ビリルビン 14.8mg/dl,ALP 851U/l,アミラーゼ 146U/l,CRP 0.26mg/dl,WBC 7600/ulと異常が認められた.腫瘍マーカーは,CA19-9が1,103U/mlと高値を示していた.
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