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医道そぞろ歩き—医学史の視点から・35
ベーコンの「学問の進歩」への道
著者: 二宮陸雄1
所属機関: 1二宮内科
ページ範囲:P.572 - P.573
文献購入ページに移動ロバート・ボイルが『懐疑的化学者』を書いて,すべての物質が4原質(火空土水)やパラケルススの3原質(水銀,硫黄,塩)からできているという古来の帰納的推論を排除したのは1661年のことである.ボイルは,ある理論の反証となる実験的事実がある場合には,先入観を去って疑問を提出しつづけた.
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