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今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise 狭心症の診断
運動負荷試験
著者: 宗武彦1 武者春樹1 村山正博2
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院循環器内科 2聖マリアンナ医科大学第2内科
ページ範囲:P.602 - P.606
文献購入ページに移動●運動負荷のend-pointは,自覚症状,他覚徴候,心電図変化,血圧値および目標心拍数到達により決定する.
●虚血の重症度は,ST低下の程度,異常を認める心電図の誘導数,ST低下が回復するまでの時間との関連が深い.
●現状では真陽性例と偽陽性例との厳密な鑑別は困難であり,32%の偽陰性と23%の偽陽性例が介在している.
●運動負荷試験は,適応,禁忌および中止基準を遵守すれば,安金性は高く,重大事故の頻度は少ない.
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