文献詳細
文献概要
今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise 狭心症の診断
ホルター心電図の適応とその判定
著者: 谷川直1 小沢友紀雄1
所属機関: 1日本大学医学部第2内科
ページ範囲:P.615 - P.617
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●ホルター心電図では,日常的な労作で発症する狭心症に対し,ST偏位の程度を簡便に知ることができる.
●異型狭心症を疑う場合には本法が必須である.
●虚血性心疾患の合併症としての重篤な不整脈の早期発見,また心拍変動を知ることが可能である.
●無症候性心筋虚血の判定に本法を用いる場合は,STトレンドグラムがスパイク型の形状を示すことが必須である.しかし,心電図が左室肥大,脚ブロック,心房細動,上室性頻拍症を合併する場合は診断が困難なことが多い.
●ホルター心電図では,日常的な労作で発症する狭心症に対し,ST偏位の程度を簡便に知ることができる.
●異型狭心症を疑う場合には本法が必須である.
●虚血性心疾患の合併症としての重篤な不整脈の早期発見,また心拍変動を知ることが可能である.
●無症候性心筋虚血の判定に本法を用いる場合は,STトレンドグラムがスパイク型の形状を示すことが必須である.しかし,心電図が左室肥大,脚ブロック,心房細動,上室性頻拍症を合併する場合は診断が困難なことが多い.
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