文献詳細
今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise
狭心症の治療 分類別の診断と治療法
文献概要
ポイント
●Microvascular angina(微小血管性狭心症)とは,狭心症様の胸痛があって,発作時や運動負荷試験で心電図上広範な領域で明らかに虚血性ST下降を認めるにもかかわらず,冠動脈造影を行うと全く正常所見を呈し,冠攣縮の関与もみられない一群の病態を総称する一つの新しい疾患概念である.
●機能的あるいは器質的冠微小循環障害に基づくと考えられており,発作時にはニトログリセリンの舌下投与が奏効しない場合も多いが,通常はβ遮断薬や頻脈をきたさないカルシウム拮抗薬が有効で,予後良好な疾患である.
●Microvascular angina(微小血管性狭心症)とは,狭心症様の胸痛があって,発作時や運動負荷試験で心電図上広範な領域で明らかに虚血性ST下降を認めるにもかかわらず,冠動脈造影を行うと全く正常所見を呈し,冠攣縮の関与もみられない一群の病態を総称する一つの新しい疾患概念である.
●機能的あるいは器質的冠微小循環障害に基づくと考えられており,発作時にはニトログリセリンの舌下投与が奏効しない場合も多いが,通常はβ遮断薬や頻脈をきたさないカルシウム拮抗薬が有効で,予後良好な疾患である.
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