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文献概要
今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise 狭心症の治療 各種薬剤の使い方のこつ
硝酸薬
著者: 遠山愼一1
所属機関: 1神奈川県立循環器呼吸器病センター
ページ範囲:P.641 - P.643
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●硝酸薬の生体内変化はそのすべてが解明されているわけではない.
●硝酸薬は冠血流を調節する100μm以下の細動脈を拡張しないので,coronary steal(冠盗血)現象を起こさない.
●硝酸薬は冠血流量を増加させないが,虚血心筋へは拡張した側副血行を介して血流を改善する(血流再分布).
●硝酸薬の耐性機序は多岐にわたっている.
●耐性予防のため,剤形,注射薬にかかわらず8〜12時間の休薬時間が必要である.
●硝酸薬の生体内変化はそのすべてが解明されているわけではない.
●硝酸薬は冠血流を調節する100μm以下の細動脈を拡張しないので,coronary steal(冠盗血)現象を起こさない.
●硝酸薬は冠血流量を増加させないが,虚血心筋へは拡張した側副血行を介して血流を改善する(血流再分布).
●硝酸薬の耐性機序は多岐にわたっている.
●耐性予防のため,剤形,注射薬にかかわらず8〜12時間の休薬時間が必要である.
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