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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻4号

1998年04月発行

今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise

狭心症の治療 各種薬剤の使い方のこつ

β遮断薬の使用法

著者: 江本浩1 神田秀彦2 上松瀬勝男3

所属機関: 1公立阿伎留病院循環器科 2日本大学駿河台病院循環器科 3日本大学医学部第2内科

ページ範囲:P.644 - P.647

文献概要

ポイント
●β遮断薬はβ1選択性,α1遮断作用,内因性交感神経刺激作用(ISA),血管拡張作用の有無などによって分類される.
●労作性狭心症が最も良い適応であり,安静時にのみ発作が出現する冠攣縮性狭心症では病態を悪化させる可能性があるので原則として投与しない.
●不安定狭心症や心筋梗塞後狭心症に投与する際には,用量や投与方法に細心の注意を払うべきである.
●気管支喘息,糖尿病性ケトアシドーシス,心原性ショック,急性心不全では禁忌である.
●腎障害,高脂血症,糖尿病などの合併症がある例には,血管拡張性β遮断薬が適している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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