文献詳細
今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise
狭心症の治療 高齢者ならびに合併症のある狭心症患者に対する治療
文献概要
ポイント
●高血圧・狭心症合併例では心筋梗塞や突然死の発症頻度が高い.
●生活様式の修正(禁煙,高脂血症・糖代謝異常・肥満の是正など)を行う.
●β遮断薬,Ca拮抗薬,ACE阻害薬,硝酸薬などを用いる.
●安静狭心症例ではβ遮断薬(冠攣縮誘発の可能性),狭心症例では短時間作用型ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬(急激な血圧変動と交感神経賦活化による狭心症症状を悪化)の投与は通常避ける.
●ACE阻害薬は心筋梗塞既往例(心不全)の予後を改善し,抗狭心症効果は明確でないが,高血圧性心肥大の退縮に伴う冠予備能の改善が報告されていることから有用性が期待される.
●血圧管理は緩徐に降圧し,降圧目標は140/90mmHg未満とされている.
●高血圧・狭心症合併例では心筋梗塞や突然死の発症頻度が高い.
●生活様式の修正(禁煙,高脂血症・糖代謝異常・肥満の是正など)を行う.
●β遮断薬,Ca拮抗薬,ACE阻害薬,硝酸薬などを用いる.
●安静狭心症例ではβ遮断薬(冠攣縮誘発の可能性),狭心症例では短時間作用型ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬(急激な血圧変動と交感神経賦活化による狭心症症状を悪化)の投与は通常避ける.
●ACE阻害薬は心筋梗塞既往例(心不全)の予後を改善し,抗狭心症効果は明確でないが,高血圧性心肥大の退縮に伴う冠予備能の改善が報告されていることから有用性が期待される.
●血圧管理は緩徐に降圧し,降圧目標は140/90mmHg未満とされている.
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