icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻4号

1998年04月発行

文献概要

今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise 狭心症の治療 高齢者ならびに合併症のある狭心症患者に対する治療

高齢者の狭心症患者の治療

著者: 坂井誠1

所属機関: 1東京都老人医療センター循環器科

ページ範囲:P.682 - P.684

文献購入ページに移動
ポイント
●冠動脈重症・多枝病変が多く,心臓以外の他臓器疾患を合併しやすい.
●貧血,不整脈などの心筋虚血増悪因子の検討ならびに治療が必要である.
●血圧調節機構の減弱により,硝酸薬の頓用で起立性低血圧を起こし失神する例がある.
●一硝酸イソソルビドは,二硝酸イソソルビドと比較して高齢者と壮年者間で薬物動態指標に差がなく,高齢者の狭心症の薬物治療上,有益である.
●日常生活が自立している症例であればインターベンション治療の適応となるが,冠動脈造影時の腎障害,塞栓症には注意を必要とする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?