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文献概要
今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise 狭心症の治療 高齢者ならびに合併症のある狭心症患者に対する治療
高齢者の狭心症患者の治療
著者: 坂井誠1
所属機関: 1東京都老人医療センター循環器科
ページ範囲:P.682 - P.684
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●冠動脈重症・多枝病変が多く,心臓以外の他臓器疾患を合併しやすい.
●貧血,不整脈などの心筋虚血増悪因子の検討ならびに治療が必要である.
●血圧調節機構の減弱により,硝酸薬の頓用で起立性低血圧を起こし失神する例がある.
●一硝酸イソソルビドは,二硝酸イソソルビドと比較して高齢者と壮年者間で薬物動態指標に差がなく,高齢者の狭心症の薬物治療上,有益である.
●日常生活が自立している症例であればインターベンション治療の適応となるが,冠動脈造影時の腎障害,塞栓症には注意を必要とする.
●冠動脈重症・多枝病変が多く,心臓以外の他臓器疾患を合併しやすい.
●貧血,不整脈などの心筋虚血増悪因子の検討ならびに治療が必要である.
●血圧調節機構の減弱により,硝酸薬の頓用で起立性低血圧を起こし失神する例がある.
●一硝酸イソソルビドは,二硝酸イソソルビドと比較して高齢者と壮年者間で薬物動態指標に差がなく,高齢者の狭心症の薬物治療上,有益である.
●日常生活が自立している症例であればインターベンション治療の適応となるが,冠動脈造影時の腎障害,塞栓症には注意を必要とする.
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