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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻4号

1998年04月発行

今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise

狭心症の治療 高齢者ならびに合併症のある狭心症患者に対する治療

狭心症患者のnoncardiac surgeryにおける注意点

著者: 柳瀬治1 本宮武司1

所属機関: 1東京都立広尾病院循環器科

ページ範囲:P.685 - P.688

文献概要

ポイント
●非心臓手術(noncardiac surgery)の周術期における心事故発生リスクは,まず狭心症の臨床的重症度,身体活動能力の高低,手術術式固有のリスクの三者で判定し,必要により非侵襲的冠動脈評価やさらには冠動脈造影を行う.
●不安定狭心症や薬物療法に抵抗する重症狭心症では,可能な限り手術は延期して冠動脈造影による冠動脈病変の評価を行い,術前の冠血行再建術を検討する.
●身体活動能力が高い安定狭心症例では,予防的な術前の冠血行再建術は一般に不要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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