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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻4号

1998年04月発行

文献概要

今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise Lesion specific interventional therapy—どのような病変がふさわしいか

Cutting BalloonTM

著者: 鈴木孝彦1 鈴木健1

所属機関: 1国立療養所豊橋東病院循環器科

ページ範囲:P.708 - P.709

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ポイント
●Cutting BalloonTM(CB)は,バルーンの表面に3〜4枚のブレードを有しており,冠動脈内膜に切開を加えつつ拡張する構造になっている.その結果無作為な内膜損傷を防ぎ,再狭窄を防止しようとの考えに基づいて開発されたnew deviceである.
●慢性完全閉塞性病変,壁不整,病変近位部蛇行,石灰化,病変長(CB前),リファレンス径が初期成績に影響を及ぼした.
●慢性期の再狭窄率に関しては,入口部病変,石灰化,ACC/AHA病変形態,病変長(CB前),リファレンス径,MLD(CB直後)が影響を与えていた.
●病変長の短い,石灰化のみられない病変がCBの至適病変であるが,他のデバイスとの比較により,細い冠動脈や長い病変などの適応の拡大が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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