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カラーグラフ 感染症グローバリゼーション(最終回)
系状虫症(バンクロフト糸状虫症,マレー糸状虫症,回旋糸状虫症,イヌ糸状虫症について)
著者: 西山利正12 神田靖士12
所属機関: 1奈良県立医科大学寄生虫学教室 2奈良県海外渡航者健康相談事務局
ページ範囲:P.749 - P.755
文献購入ページに移動現在わが国では,従来分布していたバンクロフト糸状虫,マレー糸状虫はほぼ撲滅され,これらによる急性期の糸状虫症はほとんど見ることはなくなってきた.ところが最近,画像診断の発達により,ヒトにその幼虫移行症を発症する病原寄生虫としてイヌ糸状虫(Dirofilaria immitis)が報告され,注目を集めている.今回これらの疾患の中で,バンクロフト糸状虫,マレー糸状虫,回旋糸状虫,イヌ糸状虫による感染症について取り上げることとする.
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