文献詳細
症例によるリハ医療—内科医のために・1【新連載】
文献概要
脳卒中による死亡率は減少傾向にあるが,高齢社会の到来により脳卒中患者数は増加してくると予測され,その対策はますます重要になってくる.
脳卒中は片麻痺の独特な姿により,体の麻痺だけが問題になりがちであるが,脳の損傷であるから実は様々な症状がある.筆者らは,脳の損傷部位と大きさが症状の回復過程と予後に影響を与えるため,脳卒中を前頭葉症状,左半球症状(失語,失行),右半球症状(失認),片麻痺・被殻タイプ,片麻痺・視床タイプ,脳幹症状,小脳症状,多発性(両側片麻痺)症状のタイプに分けている1).
脳卒中は片麻痺の独特な姿により,体の麻痺だけが問題になりがちであるが,脳の損傷であるから実は様々な症状がある.筆者らは,脳の損傷部位と大きさが症状の回復過程と予後に影響を与えるため,脳卒中を前頭葉症状,左半球症状(失語,失行),右半球症状(失認),片麻痺・被殻タイプ,片麻痺・視床タイプ,脳幹症状,小脳症状,多発性(両側片麻痺)症状のタイプに分けている1).
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