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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻4号

1998年04月発行

文献概要

Drug Information 副作用情報・25

薬剤性血液障害(5)—血小板減少

著者: 浜六郎1

所属機関: 1医薬ビジランスセンターJIP

ページ範囲:P.769 - P.775

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 血小板減少症は出血を伴うために生命にかかわることがある.出血で生命にかかわることがあるだけでなく,白血球減少を伴うと,敗血症など重症感染症からDICが発症し血小板減少症がさらに著しくなり,ARDSをはじめ多臓器不全を合併し,治療不能に陥る場合が少なくない.このような血球減少の原因として,抗癌剤の比重は大きいが,H2ブロッカーも重大な役割をしている場合があるので注意が必要である.
 血小板の異常には,数の異常(増加と減少)と機能の異常があるが,ここでは,数の異常のうち薬剤性との関連の深い「減少」について述べる.血小板減少を示す病態の多くは他の血球減少をも示すことが多く,また他の血球減少について言い足りなかった部分もあるので,この点にも触れながら述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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