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今月の主題 内科医がよく遭遇する血管疾患 イントロダクション
血管の解剖と病態
著者: 錦見尚道1 櫻井恒久1 二村雄次1
所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科
ページ範囲:P.804 - P.808
文献購入ページに移動●動脈拍動を触知しないのか,触知できていないのかは,動脈疾患の診断で最も重要なポイントとなる.触知すべき動脈の位置を,筋肉,骨などとの関係において理解しておく必要がある.
●上肢に比べ下肢のほうが静脈疾患の頻度は多い.表在静脈の走向には個体差が大きいが,大伏在静脈は下肢内側の静脈還流を受け,小伏在静脈は下腿内側の静脈還流を受けている.下肢では深部静脈が90%,表在静脈が10%程度の割合で静脈還流に寄与している.
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