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文献概要
今月の主題 内科医がよく遭遇する血管疾患 診断の基本
血管疾患の画像診断—超音波法
著者: 加地修一郎1 吉田清1
所属機関: 1神戸市立中央市民病院循環器センター内科
ページ範囲:P.819 - P.822
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●経胸壁心エコー図,経食道心エコー図は,急性大動脈解離の診断において的確な病態の把握に必要不可欠なものである.
●経胸壁心エコー図による急性大動脈解離の診断のポイントは,合併症である大動脈弁閉鎖不全症と心タンポナーデの有無の診断にある.経食道心エコー図は,上行大動脈,下行大動脈の描出に優れており,急性大動脈解離の診断精度は高い.またカラードプラ法を使用することにより,エントリーあるいは偽腔内の血流の有無の診断が可能である.
●腹部大動脈瘤の診断において,腹部超音波は径の測定や,内腔の血栓化の状態などを非侵襲的に評価することが可能であり,診断的価値は高い.
●経胸壁心エコー図,経食道心エコー図は,急性大動脈解離の診断において的確な病態の把握に必要不可欠なものである.
●経胸壁心エコー図による急性大動脈解離の診断のポイントは,合併症である大動脈弁閉鎖不全症と心タンポナーデの有無の診断にある.経食道心エコー図は,上行大動脈,下行大動脈の描出に優れており,急性大動脈解離の診断精度は高い.またカラードプラ法を使用することにより,エントリーあるいは偽腔内の血流の有無の診断が可能である.
●腹部大動脈瘤の診断において,腹部超音波は径の測定や,内腔の血栓化の状態などを非侵襲的に評価することが可能であり,診断的価値は高い.
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