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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻5号

1998年05月発行

今月の主題 内科医がよく遭遇する血管疾患

大動脈疾患

大動脈瘤

著者: 安田慶秀1

所属機関: 1北海道大学医学部附属病院循環器外科

ページ範囲:P.850 - P.854

文献概要

ポイント
●近年,大動脈瘤患者がますます増加し,高齢者や虚血性心疾患,脳血管疾患などの全身合併症を有する患者にも積極的に外科治療が行われ,治療成績は著しく向上している.
●大動脈瘤の自然予後は不良で,手術が唯一の根本的治療であり,診断が確定した段階で外科治療を考慮すべきである.
●破裂例,仮性動脈瘤,疼痛や圧迫などの症状を有する症候性大動脈瘤はすべて緊急手術の適応である.
●待機手術の適応は,good riskの患者では瘤径5cm以上,リスクファクターのある患者では瘤径6cm以上が手術適応となることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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