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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻5号

1998年05月発行

今月の主題 内科医がよく遭遇する血管疾患

末梢動脈疾患

末梢動脈瘤

著者: 山口和男1 竹内栄二1

所属機関: 1国立名古屋病院心臓血管外科

ページ範囲:P.860 - P.862

文献概要

ポイント
●末梢動脈瘤の病因には様々なものがあるが,動脈硬化性と外傷性が多い.
●大腿動脈瘤,膝窩動脈瘤などの下肢動脈瘤では動脈硬化性が多く,多発性動脈瘤を合併することがある.一方,上肢の動脈瘤では外傷性が多くみられる.
●末梢動脈瘤の症状は主に破裂,塞栓症,周囲組織への圧迫症状であるが,発生部位により多彩な症状を呈する.一般に破裂は少ないが塞栓症により四肢切断となることがある.
●手術は診断がつきしだいできるだけ早期に行うほうが成績は良い.原則として瘤切除+血行再建術を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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