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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻5号

1998年05月発行

今月の主題 内科医がよく遭遇する血管疾患

末梢動脈疾患

頸動脈の肥厚・狭窄

著者: 中野博司1 清野精彦2

所属機関: 1日本医科大学老人科 2日本医科大学第1内科

ページ範囲:P.863 - P.865

文献概要

ポイント
●粥状硬化の病理は,マクロファージ泡沫化,脂肪斑,preatheroma, atheroma, fibroatheroma, complicated lesionの6型に分けられる.
●Carotid bruit聴取症例の80〜90%に頸動脈狭窄がある.
●内膜・中膜複合体厚(IMT)は動脈硬化の指標として有用である.
●IMT>1.5mmを壁肥厚と判断する.
●IMT>1.5mmで急性心筋梗塞,脳血管障害のリスクが倍増する.
●高コレステロール血症の改善とともにIMTは減少し,心血管事故も低下する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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