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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻5号

1998年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医がよく遭遇する血管疾患 血管炎症候群

側頭動脈炎

著者: 鈴木憲明1 大田明英2

所属機関: 1佐賀医科大学内科 2佐賀医科大学看護学科

ページ範囲:P.903 - P.905

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ポイント
●側頭動脈炎(TA)は50歳以上の高齢者に好発し,しばしばリウマチ性多発筋痛症を合併する.
●高齢者の発熱,頭痛,視力障害の原因疾患の一つとしてTAを考慮する必要があり,側頭動脈の局所所見は診断上重要である.
●血沈亢進,CRP強陽性を認め,自己抗体は陰性である.
●側頭動脈の生検で巨細胞性肉芽腫性血管炎の所見が認められる.
●中等量のプレドニゾロン(40〜60mg/日)が著効するが,視力障害の予防には早期の大量投与が必要である

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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