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文献概要
医道そぞろ歩き—医学史の視点から・37
パストゥールの不屈の批判的精神
著者: 二宮陸雄1
所属機関: 1二宮内科
ページ範囲:P.962 - P.963
文献購入ページに移動パストゥールは情愛のある生真面目な人だったらしい.結婚前にパストゥールは酒石酸塩結晶の異性体を発見し,やがて発酵の研究に導かれるが,「私はいつも夕方になると,夜が短くて早く研究室に帰れればと望んでいた」と語っている.このような姿勢は結婚後35年たっても変わらず,夫人は子供に「お父さんはいつも考えにふけっています.夜明けには起きて出掛けて行きます.結婚以来ずっとそうです」と語っている.
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