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今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症 高カルシウム血症
原発性副甲状腺機能亢進症
著者: 杉本利嗣1
所属機関: 1神戸大学医学部第3内科
ページ範囲:P.999 - P.1001
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●副甲状腺の組織型は腺腫,過形成あるいは癌であるが,わが国では欧米に比し癌の比率が高い.
●近年,無症候性が発見される頻度が高く,また進行的臨床経過をたどる例は比較的少ない.
●皮質骨優位の骨量低下を示す.
●家族性低Ca尿性高Ca血症との鑑別が重要である.
●根治させる治療法は病的副甲状腺の摘除であり,手術後かなりの骨量増加が期待できる.
●高Ca血症性クリーゼをきたした例には,脱水の是正とともに,カルシトニンやビスフォスフォネート製剤を投与する.
●副甲状腺の組織型は腺腫,過形成あるいは癌であるが,わが国では欧米に比し癌の比率が高い.
●近年,無症候性が発見される頻度が高く,また進行的臨床経過をたどる例は比較的少ない.
●皮質骨優位の骨量低下を示す.
●家族性低Ca尿性高Ca血症との鑑別が重要である.
●根治させる治療法は病的副甲状腺の摘除であり,手術後かなりの骨量増加が期待できる.
●高Ca血症性クリーゼをきたした例には,脱水の是正とともに,カルシトニンやビスフォスフォネート製剤を投与する.
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