icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻6号

1998年06月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症 低カルシウム血症

低カルシウム血症の発症機序と鑑別診断

著者: 田中弘之1

所属機関: 1岡山大学医学部小児科

ページ範囲:P.1016 - P.1019

文献購入ページに移動
ポイント
●低カルシウム血症はイオン化カルシウムの低下であり,カルシウムの評価はイオン化カルシウムの評価によって行うべきである.
●低カルシウム血症の原因は副甲状腺ホルモンの作用異常とビタミンDの作用異常であるが,リンの変化によってもカルシウム値は変化する.
●低カルシウム血症の鑑別診断には,カルシウムのほかに血清リン値,PTH値の測定が必須である.
●偽性副甲状腺機能低下症はG蛋白の異常による.
●PTH分泌を制御する中心は,カルシウム受容体を介した血清カルシウムの変化である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら