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今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症 低カルシウム血症
二次性副甲状腺機能亢進症
著者: 角田隆俊1 深川雅史23
所属機関: 1東海大学医学部腎代謝内科 2東京逓信病院循環器科 3東京大学医学部腎内分泌内科・第1内科
ページ範囲:P.1023 - P.1025
文献購入ページに移動●腎不全患者では,低カルシウム血症が補正され,生理量の活性型ビタミンD製剤が投与されているにもかかわらずPTH分泌が亢進する.
●副甲状腺のビタミンDに対する抵抗性,カルシウムイオンに対する感受性の異常,リンの直接作用などが新たな機序と考えられている.
●副甲状腺の腫大度は,ビタミンDに対する抵抗性の指標として有用である.
●腎不全では,骨のPTHに対する抵抗性も存在するので,PTH分泌亢進が必ずしも高回転骨病変と並行しない.
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