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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻6号

1998年06月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症 くる病・骨軟化症

くる病,骨軟化症の発症機序,分類と診断

著者: 山本威久1 岡田伸太郎2

所属機関: 1箕面市立病院小児科 2大阪大学大学院医学系研究科生体統合医学・小児科学

ページ範囲:P.1029 - P.1031

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ポイント
●くる病,骨軟化症は,カルシウム,リン,ビタミンDの不足あるいはビタミンDの作用不全による骨の石灰化障害である.
●石灰化障害をきたした時期が骨端線閉鎖前のものはくる病と呼ばれ,骨端線閉鎖後のものは骨軟化症と呼ばれる.
●ビタミンDに関連するくる病,骨軟化症には,生理量のビタミンDで治癒するビタミンD欠乏性のものと,生理量のビタミンDが無効であり,生理量または薬理量の活性型ビタミンDを必要とするビタミンD抵抗性のものがある.
●くる病,骨軟化症の診断には,X線所見のみでなく,血中カルシウム,リン,アルカリフォスファターゼ値を用いた総合評価が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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