icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻6号

1998年06月発行

文献概要

今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症 腎疾患と骨

腎性骨異栄養症の病態

著者: 重松隆12 長谷川俊男12 小此木英男12

所属機関: 1国立佐倉病院内科 2東京慈恵会医科大学内科学講座第2

ページ範囲:P.1047 - P.1049

文献購入ページに移動
ポイント
●腎性骨異栄養症(ROD)の組織学的分類には,線維性骨炎,骨軟化症,無形成骨,混合型がある.
●線維性骨炎は二次性副甲状腺機能亢進症と,骨軟化症はアルミニウム蓄積と,無形成骨は副甲状腺機能の抑制と関係が深い.
●最近では,無形成骨が線維性骨炎や骨軟化症より多く過半数に達している.
●確定診断には腸骨骨生検による組織学的検討が必要であるが,X線写真や血液検査も役に立つ.
●ROD発症機序として,低Ca血症・高P血症・ビタミンD欠乏に加え,ビタミンD受容体やCa受容体の関与が明らかにされつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら