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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻6号

1998年06月発行

今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症

骨粗鬆症

骨粗鬆症の薬物療法—ビスフォスフォネート

著者: 井上大輔1

所属機関: 1徳島大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1075 - P.1077

文献概要

ポイント
●ビスフォスフォネートはP-C-Pを基本骨格とし,ハイドロキシアパタイトに対して高親和性を有するため,骨に集積する.
●骨吸収に伴い破骨細胞内に取り込まれて,その機能を直接阻害する.
●骨代謝回転を低下させるので,特に高回転型骨粗鬆症に有効である.
●骨粗鬆症に対してはetidronate(ダイドロネル®)の200〜400mg/日の2週間連続投与と,それに引き続く10〜12週間の休薬という周期的治療を行う.
●経口ビスフォスフォネート薬であるダイドロネル®は,吸収効率を高めるため食間に投与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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