文献詳細
CHEC-TIE—よい医師—患者関係づくりのために・18
頻回に転医している患者を救急でみたとき
著者: 箕輪良行1 柏井昭良2 竹中直美3
所属機関: 1自治医科大学大宮医療センター総合医学第2 2自治医科大学看護短期大学 3日鋼記念病院医学情報部
ページ範囲:P.1130 - P.1131
文献概要
社長
62歳,男性.カンダさんは腹痛,背部痛のため救急車で来院した.歩行可能でバイタルサインは安定,緊急性がないので診察でみせてもらった.
7ヵ月前,腹痛のためN病院内科を初めて受診した.消化管造影と内視鏡検査で異常なく,保存的に腹痛も消失した.糖尿病と診断され,カンダさんは食事療法を指導された.その5ヵ月後,腰背部痛が出現したため同病院整形外科にかかり,湿布薬を処方された.
掲載誌情報