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今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント 基本的診断法
尿検査
著者: 岡田敏春1 下條文武2
所属機関: 1福井医科大学検査部 2福井医科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.1150 - P.1155
文献購入ページに移動●試験紙法では偽陽性・偽陰性を認めるので,検査結果の評価には注意する.
●Bence-Jones蛋白などアルブミン以外の尿蛋白の検出には,スルホサリチル酸法を併用する.
●尿路感染症のスクリーニングは,亜硝酸塩と白血球エステラーゼの検出によって行う.
●血尿あるいは蛋白尿では血液円柱,上皮円柱,顆粒円柱,ろう様円柱などの病的円柱の出現および血尿の有無や,その形態に注意する.
●沈渣所見での変形赤血球,赤血球円柱の存在は,糸球体病変を疑う重要な所見である.
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