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今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント 腎障害患者の管理上の留意点
薬物投与と輸液
著者: 鈴木好夫1
所属機関: 1大妻女子大学家政学部・健康センター
ページ範囲:P.1174 - P.1175
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●薬物作用も腎排泄も血中の遊離部分で行われるが,遊離濃度が低ければ効かず,高すぎれば有害事象を生じる.軽度〜中等度腎機能障害のときから薬物投与・輸液に工夫が必要である.
●腎機能障害では薬物の腎排泄量,蛋白結合率などが変化するので使用法の調節が必要となるが,その原則は①薬物量を減らす,②使用間隔を延ばす,である.
●抗生物質全般に共通する腎機能障害での使用法はないので,各抗生物質について知識をもつ.
●消炎鎮痛剤,降圧剤など日常臨床の薬物も一つ一つ調節の原則に合わせて投与法を知っておく.
●薬物作用も腎排泄も血中の遊離部分で行われるが,遊離濃度が低ければ効かず,高すぎれば有害事象を生じる.軽度〜中等度腎機能障害のときから薬物投与・輸液に工夫が必要である.
●腎機能障害では薬物の腎排泄量,蛋白結合率などが変化するので使用法の調節が必要となるが,その原則は①薬物量を減らす,②使用間隔を延ばす,である.
●抗生物質全般に共通する腎機能障害での使用法はないので,各抗生物質について知識をもつ.
●消炎鎮痛剤,降圧剤など日常臨床の薬物も一つ一つ調節の原則に合わせて投与法を知っておく.
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