icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina35巻7号

1998年07月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント 腎障害患者の管理上の留意点

薬物投与と輸液

著者: 鈴木好夫1

所属機関: 1大妻女子大学家政学部・健康センター

ページ範囲:P.1174 - P.1175

文献購入ページに移動
ポイント
●薬物作用も腎排泄も血中の遊離部分で行われるが,遊離濃度が低ければ効かず,高すぎれば有害事象を生じる.軽度〜中等度腎機能障害のときから薬物投与・輸液に工夫が必要である.
●腎機能障害では薬物の腎排泄量,蛋白結合率などが変化するので使用法の調節が必要となるが,その原則は①薬物量を減らす,②使用間隔を延ばす,である.
●抗生物質全般に共通する腎機能障害での使用法はないので,各抗生物質について知識をもつ.
●消炎鎮痛剤,降圧剤など日常臨床の薬物も一つ一つ調節の原則に合わせて投与法を知っておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?