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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻7号

1998年07月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント 外来でよく遭遇する腎・尿路系の問題のマネジメント

外来で蛋白尿を見たらどうするか

著者: 猪芳亮1 橋本尚明1

所属機関: 1国立病院東京医療センター内科

ページ範囲:P.1192 - P.1194

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ポイント
●蛋白尿の多くは無症候性であり,そのなかには病的でないものも含まれ,かつ原因疾患は全身性疾患を有するものもあり,極めて多岐にわたっている.したがって,日常診療上適切な対処が必要となる.
●蛋白尿の測定は,起床時中間尿および来院時尿について行うことが望ましい.
●蛋白尿が生理的か病的か,また腎性か腎外性かを鑑別するには,尿蛋白を繰り返し測定し,その量や尿沈渣所見をみることが重要となる.
●0.5g/日以上の持続的蛋白尿,ネフローゼ症候群,急速性進行性糸球体腎炎などが疑われるときは腎生検の適応と考え,専門医にコンサルトする必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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