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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻7号

1998年07月発行

今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント

外来でよく遭遇する腎・尿路系の問題のマネジメント

尿路カテーテル—外来管理の問題点

著者: 岡裕也1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院泌尿器科

ページ範囲:P.1212 - P.1215

文献概要

ポイント
●尿路留置カテーテルは,高齢化社会に伴いその需要はますます増加すると思われるが,安易に長期カテーテル留置による尿路管理を選択することは慎むべきである.
●長期の尿道カテーテル留置症例では,尿路感染,結石,出血,カテーテルトラブルなどの合併症とQOLの低下が問題である.
●長期カテーテル留置を受けている患者に対して漫然とした抗菌剤の長期投与は不要であるが,発熱などの症状を有する場合は腎盂腎炎,前立腺炎などの尿路感染も考慮する.
●間歇的導尿法は尿路感染などの合併症が少なく,排尿の自立にも役立ち,社会復帰や性生活などのQOLの点からも優れている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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