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今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント 入院患者でよく遭遇する腎・尿路系の問題のマネジメント
糸球体疾患をどう考えるか—尿所見からのアプローチ
著者: 北島武之1 酒井紀2
所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学第2 2東急病院
ページ範囲:P.1220 - P.1223
文献購入ページに移動●多くの糸球体疾患がchance proteinuria/hematuriaで発見される.
●糸球体疾患ではアルブミン主体の蛋白尿であり,通常,持続的に排泄される.
●尿中赤血球の形態から糸球体由来の血尿を鑑別できる.acanthocyteが認められれば,糸球体性血尿の可能性が高い.
●蛋白尿,血尿とともに白血球尿,円柱尿などが認められる場合には,活動性糸球体病変の存在が示唆される.
●糸球体疾患が疑われる症例に対しては,腎生検によって組織診断を下すとともに,障害の程度に応じた治療方針を選択する必要がある.
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