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文献詳細

雑誌文献

medicina35巻7号

1998年07月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント 入院患者でよく遭遇する腎・尿路系の問題のマネジメント

糸球体疾患をどう考えるか—尿所見からのアプローチ

著者: 北島武之1 酒井紀2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学第2 2東急病院

ページ範囲:P.1220 - P.1223

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ポイント
●多くの糸球体疾患がchance proteinuria/hematuriaで発見される.
●糸球体疾患ではアルブミン主体の蛋白尿であり,通常,持続的に排泄される.
●尿中赤血球の形態から糸球体由来の血尿を鑑別できる.acanthocyteが認められれば,糸球体性血尿の可能性が高い.
●蛋白尿,血尿とともに白血球尿,円柱尿などが認められる場合には,活動性糸球体病変の存在が示唆される.
●糸球体疾患が疑われる症例に対しては,腎生検によって組織診断を下すとともに,障害の程度に応じた治療方針を選択する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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