文献詳細
文献概要
今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント 腎・尿路系疾患のcontroversy
造影剤を腎障害に使用して安全か
著者: 名郷直樹1
所属機関: 1作手村国民健康保険診療所
ページ範囲:P.1248 - P.1250
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●腎障害の存在が,造影剤による腎機能悪化のリスクファクターであるという確実な証拠は見つからなかった.
●血清クレアチニン1.7mg/dl以上のレベルでも,クレアチニン上昇に伴って腎機能悪化のリスクが上昇するとはいえない.
●腎機能悪化は,低浸透圧製剤の使用によりその危険を半減させうるかもしれない.
●検査直前の利尿剤の投与は,かえって腎機能悪化の頻度を増加させる.
●腎障害の存在が,造影剤による腎機能悪化のリスクファクターであるという確実な証拠は見つからなかった.
●血清クレアチニン1.7mg/dl以上のレベルでも,クレアチニン上昇に伴って腎機能悪化のリスクが上昇するとはいえない.
●腎機能悪化は,低浸透圧製剤の使用によりその危険を半減させうるかもしれない.
●検査直前の利尿剤の投与は,かえって腎機能悪化の頻度を増加させる.
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